ここ千葉の幕張では、オリンピックのフェンシングの競技が行われます。
日本には、フェンシングと同じように剣で戦う競技があります。それは、剣道です。
今回は、剣道の魅力を紹介したいと思います。
まず事実として、剣道は、剣道が世界中で盛んに行われています。
フェンシングの世界の競技人口は、は約5万人です。それに対して、剣道では、250万人もいます。剣道をしていない国はないと言って良いほどです。世界剣道大会は、2年ごとに開かれています。
なぜ剣道に魅力があるのでしょうか。
私は、剣道は第二の目的を持っているからだと思います。
通常のスポーツは、フェンシングのように勝つことが目的になっています。
所が、剣道には、第二の目的があるのです。
それは、精神修養です。
このため、審判法も大きく違います。
フェンシングでは、広い的に当てればポイントになります。判定するための審判も必要ありません。
所が、剣道のポイントとなる面積は狭く、そこに当たったからといって、直ちにポイントにはなりません。
3人の審判の内、2人以上が、有効な撃ちであったと判定しなければなりません。
即ち、姿勢、気合等が一致した美しい撃ちであったと認められなければなりません。
また、優勝したとしても態度も立派なものでなければ、尊敬されません。
こういう理由で、世界中で剣道が行われているのだと思います。
この魅力の根源は、日本の武道の長い伝統、武道の精神性があると思います。
日本は、剣道、柔道を日本の国技として継承してゆこうと、中学高校の必須科目にしています。
剣道を精神修養の手段と考えて、勝ち負けにこだわらない姿勢を大事だとして、オリンピックの競技としては参加しないとしています。