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    注:
    この型式Canon MG6730のプリンターだけでなく、プリントヘッドの取り外しができ、洗浄が容易にできる型式のプリンターは、同じように維持管理することができます。

    私は、Canon MG6730のプリンターの修理を友人から頼まれたことを契機に、約15台の同形式(プリンタヘッドが同じ)のプリンターの修理をしました。
    友人から頼まれた時には、EPSONのプリンターを使っていました。互換インクを使っていて、インク詰まりがあって鮮明な印刷ができなくなったので、洗浄剤を注入する方法で、少し改善する程度でした。

    Canon MG6730のプリンターは、プリントヘッドの取り外しができ、洗浄が容易にできるタイプでしたので、修理を楽観していました。

    ところが、故障が頻発してなかなか正常になりません。基本的には、二つの問題が発生します。
    1.意味が分からないエラーコードがでて、これを解除できない。
    2.プリントヘッドの洗浄がうまくできない。

    1. エラーコードの発生を解決する。


    例え、純正インクカートリッジを使っていたとしても、エラーが発生します。
    通常のエラーは、マニュアルにあるとおりに原因がはっきりしているので、それを取り除けば、正常になります。例えば、「1003」なら用紙がなくなっているとでますので、対処できます。
    しかし、「B200」が出た場合は、「修理を依頼しなさい」と出てきます。プリントヘッドが熱くなってしまったようなのですが、どうしたら良いのかわかりません。
    このままキャノンに修理を依頼するくらいなら、新品を買った方が速いし、安い。
    直前まで動いていたのですから、プリントヘッドが急に故障したとも思えません。

    「B200」のリセット法


    しかし、「B200」の時は、リセットすることができます。メーカーの取説にはのっていません。ネット上を検索し、ブロブから学びました。
    インク扉を開けた状態でスイッチをいれる。→「CANON」のマークが出たらすぐに閉める。→しばらくして、ガチャガチャとプリンターのヘッドが動き出す、そこで、開けて、また、閉める。
    これで、リセットをしているようです。古いプリンターには、メインテナンスモードがあったのですが、今ではなくなりました。このリセットでしばらくは使える状態になります。
    しかし、このリセットをしても、しばらくするとB200のエラーが直ぐに出てくるようになります。
    この対処には、カラーを使わないなら、ヘッドの上段の端子にポストイット紙を貼って、ヘッドからの信号を行かないようにすることで、使い続けることができます。
    しかし、これでは、黒だけの印字なら良いのですが、耐えられないと思います。
    こうなったら、プリントヘッドだけを交換する以外にありません。
    エラー状態を長く続けていると、電源が入らなくなります。こうなるとアウトです。
    この前にプリントヘッドを交換してください。
    ヤフオクで、中古もしくは再生品なら4000円程度で入手できるでしょう。

    「1403」の対処法


    エラーコード「1403 プリントヘッドの種類が違います。正しいプリントヘッドを装着して下さい。」というコードが出ることがあります。この時は、先述のリセットが効きません。
    このような場合も、プリントヘッドの交換しか解決法がありません。ヤフオク等でプリントヘッドを購入して、交換してください。

    2.プリントヘッドの洗浄法


    私の体験に基づく、手入れの方法です。

    温水洗浄が一番いい。
    私は、ネット上の情報を参考に、洗浄カートリッジを付けて洗浄する方法、洗浄液を注入洗浄する方法、温水注入洗浄をやってみました。
    その結果、温水洗浄で直らない場合は、あきらめた方が良い事がわかりました。
    この方法で直るのは、約半分でした。ある程度は改善するのですが、私には約半分は、完全な状態にすることはできませんでした。

    それは、洗浄では直らない故障があるということだとおもいます。
    インク詰まり故障は、必ず黒の顔料インクPGBKのヘッドで起こるようです。顔料はヘッドにこびり付きやすいのだと考えられます。純正のインクではこれが起きないように工夫されているのでしょう。

    しかし、この部分を徹底的に洗浄しても直らないことがあります。それは、バブルジェットを作る回路に故障が発生したと推定されます。

    このような場合も、プリントヘッドお交換しか解決法がありません。

    それでも一番安い
    しかし、互換インクを使い続けため、プリントヘッドの交換をしても、純正インクを使うより、ランニングコストは大幅に安くすることができます。

    最終処分段階とは、
    プリンターはハード的には、壊れません。(現に少し前までは動いていたのですから。)
    エラーコードが解除できる段階では、問題なく使用できます。
    突然、プリンターに電源が入らないことが発生します。これは、ソフト的にダウンしていると考えられます。これには、対処法がありません。
    こうならない前に、プリントヘッドの交換が必要になります。
    また、たまに、プリントヘッドを交換しても直らない事があります。これは、互換インクを使っているので、プリンターを動かないようにするようにファームウェアにフラグが、立つのだと考えられます。
    仕方ありませんから、また、プリントヘッドを買って、プリントヘッドの交換してください。
    とにかく電源が入らない事態になる前に交換して正常状態にすることが大切です。
    電源が入らないと、何をしても無駄です。ゴミとして廃棄しなければなりません。


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