お客さんからパソコンが立ち上がらなくなったので直してほしいと、HPのPavilionが持ち込まれました。
これには、ハードディスクの壊れる予兆があり、依然に相談がありました。
「何か警告が出たが、大丈夫でしょうか。」という相談でした。
「HDDが壊れるとデータ移行が難しいから、今のうちに新しいHDDに移しておいた方が安全です。」と答えました。
しかし、お客様は、何かわからないが警告が出ないようになって、使えるようなのでそのまま使い続けます、と使っていたものです。
ある日、突然画面が真っ暗になり、何も動かなくなりました。電源ランプとCAPSのキーのランプだけはついていました。
持ち込まれたパソコンは、確かに全く動きません。
そこで、HDDをはずして、診断ソフトで調べてみました。
状態は、「注意」でした。死んではいませんでした。
しかし、パソコンは立ち上がりません。
それで、マザーバードの故障が原因だろうと思いました。
「BIOS」も全く見えません。
ここで、修理を引き受けたことを後悔しました。
簡単には直らないからです。
仕方ない、一度全部バラシてマザーボードの清掃からやってみよう、と分解しました。
組立て電源を入れると、今度は、画面がでました。BIOSではありません。
電源を強制的に切ったり付けたりしているうちに、BIOSが立ち上がるようになり、ホッとしました。
故障の発生原因は、HDDが悪くなり、システムが 一生懸命に復旧しようとして、ループに陥り、動かなくなったと考えられます。
BIOSが立ち上がったので、元のHDDから新品のSSDにデータをクローン作製しました。
幸運なことに、新品のSDD 480GBが7千円で手に入りました。
最終確認
音、カメラ、キーボードタイピングを確認し、お客様に渡すことができました。