私は、先週の土曜日に妻と「日々是好日」という映画を見ました。
この映画は、樹木希林という俳優さんの最後の作品です。
約一か月前、9月15日に樹木希林は、乳がんの全身転移でなくなりました。
2013年には全身ガンであることを公表していました。
彼女が有名になったのは、数々の名言を残してくれたことです。
その中の一つに、「カッコいい物しか持たない。」というのがあります。
彼女が死んですぐに、NHKの追悼番組があり、本当に家の中に何もありませんでした。
その他にも、遺産相続の手続き、お墓の準備、お葬式の方法の指示までされていました。
つまり、しっかりと終活されていて、人々を驚かせました。
妻も感心して、見習いたいと言っていました。
日本の社会には、今「終活」という言葉がはやっています。
私は、日本の社会の変化で、必要な事になったと思います。
先日、私の家の前の 家が、全て来取り壊されて、土地が更地になりました。家を壊す費用が 200万円もかかったそうです 。約3週間毎日5人くらいの男の人が来て、壊したものをトラックに積んで片付けていました。
遺産相続のため売却するためには、更地にする必要があるそうです。
ですから、家を壊す費用より土地の値段の方が安ければ、遺産相続しても赤字です。
昔は、こんな事はありませんでした。
沢山の老人が、美しい死に方を求めるようになりました。 「終活」という言葉がはやって、良かったと思います。