• シニア生活を楽しく

     マレーシアに8年前に住んでいた時、日本人会で、私は、こんな事をホームページの感想欄に載せたいと言いました。

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    日本人で良かった。私は、日本人ということだけで、周りのマレーシア人から暖かい眼差しを受けていると感じています。

     そんなの全然感じないという人もいます。皆さんは、如何でしょうか。

     先日、サバ大学のジャパン・ナイトの祭りがあった時、たくさんの若者が、日本のお寿司、漫画、盆踊りに興味を持って集まっていました。 私は、マレーシア人からの暖かい眼差しを感じました。 
     しかし、これを、アメリカン・ナイトやフレンチ・ナイトだったら、もっとたくさんの若者、それ以外にもコタキナバルの町中の人が来るだろう。だから、日本は尊敬の対象ではない、という人がいます。

     しかし、日本への尊敬が強い時代があったということは同意してもらえるでしょう。
     マハティール元首相は、戦後の日本や韓国の経済成長を見習おうと「ルック・イースト政策」を掲げました。彼は、マラヤはイギリスの植民地であった時代から、日本に見習おうと思ったそうです。「マラヤはイギリスに闘うことすら出来ないのに、日本は、強大な連合軍に団結して戦いを挑んでいる。日本人のように強い意思があれば、何事も成し遂げられる。」と思ったそうです。

    マレーシアの人たちが、父や祖父の時代の日本人を誉めてくれているのですが、私は、素直にうれしく感じます。
     また私は、戦争時代の日本人も立派に行動した、現在の日本人の私も、彼らに恥じない立派な行動をとりたい、と思います。
     私は、日本人が恥ずかしいといっている若い世代の人々が「日本人で良かった。」と思ってくれれば良いと思います。

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     しかし、この事は多くの反対にあい、結局載せませんでした。

     それは、戦争の事は恥ずかしい事で、論争の火種となりかねないというのです。私も直ぐに取り下げましたが、日本人が前の時代に行った日本人を蔑視していることに、寂しくなりました。

     戦争を始めた先人の日本人を、マイナスの面からばかり見るのは、おかしい。その時代に、私たちが生きていて、同じような事を起こすかもしれない。

     多くの日本人が命をかけた行動を、評価してくれる、東南アジアの人々もいるのだから、先輩の行動に感謝の心を持っても良いと思う。


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